FC2ブログ

有効求人倍率1倍超えなのに正社員になれない?

有効求人倍率が昨年の11月に1倍を超えましたね。
平成21年8月の0.42倍を底にして一貫して上昇してきた有効求人倍率。
もちろん、アベノミクス効果はありますが、民主党政権下で大きく上昇に転じた
延長線上にあります。
この有効求人倍率が1倍を超えたことと15年ぶりのベースアップが実現された
ことが、アベノミクスの成果として強調されるケースをしばしば見かけます。

確かに経団連がベースアップを含む賃上げを容認したのは6年ぶりのことだし、
平均月額賃金の引き上げ幅が7000円を超えるのは16年ぶりのこと。
16年ぶりとなるとサラリーマンに与える心理的効果は大きいことはよく分かります。
日本の景気がいよいよ本物になるかもしれないという期待も膨らみます。

一方、マスコミが取り上げるのはみんなが名前を聞いたことのある大企業ばかりだし、
阿倍総理がひきあいに出すのも経団連の加盟企業ばかりというのが気になります。

中小企業の実態が伝わってこないんです。

「99.2%」
これが日本にある全企業数に占める中小企業の割合だから、この動向が分からないと
景気動向なんて分からないですね。
サラリーマンの7割がここで働いています。

全国的な動きはまだ分かりませんが、大阪シティ銀行が取引先中小企業1000社の
賃上げ状況を調査した結果によると、賃上げしない企業が7割強、なかには賃下げした企業も。

賃上げの景気のいい話ばかりが先行しているから、自社の賃上げ幅をどうするかで
苦しんでいる賃上げしたくてもできない経営者も多いのじゃないかと思ったりもする。

格差が拡大しなければいいと思う。

では、もう一つのアドバルーン、有効求人倍率1倍越えについて。

確かに、昨年11月に一般有効求人倍率は1.01倍となり現在も維持しています。
ただ、この数字は非正規社員を含んだ数字であることを見逃してはなりません。
この数字だけがメディアでもよく取り上げられています。

知りたいのは正社員の有効求人倍率。
非正規社員が増えたって低所得者層が増えるだけだから、景気浮揚の牽引役には
なりえないし。

正社員の有効求人倍率が公表されているものは殆ど見かけませんが、
労働市場分析レポート(26年2月)に出ていました。

それによると平成25年の正社員有効求人倍率は、なんと0.55倍なんです。
正社員の求人は、求職者2人に求人先1つという割合です。
実際は、企業と求職者の条件のミスマッチがあるわけだから、正社員への道のりは
まだまだ険しいものがあるといえそうです。

そして、景気上昇局面で有効求人倍率が1倍を超えた過去3回の
昭和63年、平成17年、平成25年のうち、平成25年がもっとも正社員の有効求人倍率が
低いという事実。内容が悪くなっているということ。

結果として、非正規の社員が増加しつづけていて歯止めがかからない。
平成26年1月、2月、3月のいずれの月も前年同期よりも正社員が減少し
非正規社員が増加しているという実体があるんです。
この3カ月間に正社員の延べ人数は179万人前年同期よりも減少し、非正規社員は300万人増加した。

完全失業率が改善するなかで、格差が広がっていく構図です。

関連記事
正社員ってなんだ 
派遣社員と有効求人倍率  
有効求人倍率の変貌   
就活からみた有効求人倍率 
大卒就職率と有効求人倍率 

                     itijinnokaze
                            heder7.jpeg
おすすめサイト
中小企業における 2014 年の賃上げ状況ケアマネージャ 受験資格と合格率介護福祉士 受験資格と合格率2014年版中小企業白書ホームヘルパー 受験資格と合格率メンタルケア心理士・心理専門士 受験資格と合格率産業カウンセラー 受験資格と合格率 
スポンサーサイト



テーマ : ひとりごと
ジャンル : アフィリエイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

itijinnokaze

Author:itijinnokaze
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード