FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

正社員って何だ?

1月の労働力調査が3月に発表されました。
この労働力調査は従来のものとはちょっと違います。
1年を超える常用雇用でも、有期契約である場合を切り分けて25年1月から新しく集計しているんです。

従来の分類の仕方では、非正規社員の実体が分からないという批判に応えるためです。
雇用形態別就業者数をみても、失業率をみても有効求人倍率の推移をみてもワーキングプアの増加や国内に広がる閉そく感がいま一つ表われていないんです。
もちろん、働き方が多様化しているので、それぞれのライフスタイルに対応できる雇用形態が用意されていることは、職業選択の範囲が広がることとして歓迎する人々がいるのも事実です。
一方、正社員になることを望んでいるのに、門戸が閉ざされて止む無く派遣やアルバイトの非正規社員に甘んじている人々が増加し続けているという現実もあります。
低賃金と安定しない収入に自分の将来を描けないでいる普通に生きようとする人々です。
こうした非正規社員の実体について、従来の統計ではその数さえ把握できないでいました。

一方、雇用形態別雇用者数の統計は、
過去から現在に至るまで、「正規の職員・従業員」と「非正規の職員・従業員」に分類されています。
そして、非正規の職員・従業員は「パート・アルバイト」「派遣社員」「契約社員・嘱託社員」に細分化されています。

あれっ?て思いますよね。
正規社員と非正規社員は以前から集計されているじゃないかと。

そして、1月の新しい集計でもこの集計方法は変わっていません。

実は、正社員とか、パート社員、契約社員、派遣社員、アルバイト社員とかは個々の企業がそれぞれ独自の基準で付けている企業内の呼称なんです。
企業内の呼称に従って集計したのが雇用形態別雇用者数の統計です。

では正社員とは何か?

正社員だから、雇用期間の定めがない?
正社員だから、毎年昇給するし年2回くらいボーナスがでる?
正社員だから、退職金がでる?
正社員だから、厚生年金や健康保険に加入できる?等々。

勝手にイメージを膨らませてはいませんか。

社歴も長く雇用期間を定めていない企業はごく少数派です。設立後間もない企業で、遠い将来のことまで考えられない企業も雇用期間を定めていないかも知れません。
大概は定年制を採用していますが、40歳で中途入社すれば、20年の有期契約と変わりません。

最近ではベースアップが実施されない企業も多々あるし、定期昇給の賃金制度をもっていない、あるいは廃止した企業もあります。成果主義に基づく年俸制を導入する企業も増えてきて、実績如何によっては年俸がダウンすることもあります。
退職金制度もない企業もありますよ。
いまあっても、退職金制度を廃止したいと考える企業経営者も少なくありません。
福利厚生施設なんて持っていない企業もたくさんあるんです。
つまり、これらは、企業の専権事項なんです。
企業が自由に決めることができます。

厚生年金等の社会保険に企業は加入義務があるとしても、個人事業の場合には従業員が4人までなら加入しなくてもいいんです。
逆に契約社員やパートであっても一定の勤務時間や勤務日数であれば、社会保険に加入させる義務が企業にはあります。

こうした状況から分かるように「正社員」と「非正規社員」との区分には統一されたものがありません。
法律で明確に定義された概念ではないんです。

極端なことをいえば、一般的な契約社員に対して、当社では正社員と呼んでいるということもありえます。

したがって、雇用形態別雇用者数の統計は現在もそれぞれの企業内の呼称に基づいて分類し集計しています。

では、非正規社員の実体を把握するためにどのような分類をしたのかというと、
「従業上の地位別従業者数」という統計があって、この統計の項目を変更しています。

従来は、常用雇用、臨時雇用、日雇いに分類していました。
常用雇用とは、1年以上雇用が見込まれる雇用のことですが、この項目を有期契約と無期契約(期間の定めがないものと定年制)に分類しました。
正社員を定義したものではありませんが、有期契約で雇用されているひと達を把握できます。

1月の調査によって常用雇用にひとくくりにされていた人たちの中に892万人が有期契約雇用であることが分かりました。
その内訳は、正規社員が119万人、非正規社員773万人です。

正規社員、非正規社員の呼称は、企業先の呼称ですから、正規社員と呼称されている人たちのなかで、119万人が有期契約であることがわかりました。一般的な理解では非正規社員に分類される人たちです。

したがって、通常使用される正社員の名称は、統一された定義はないということを念頭において、就職活動に臨むことが肝要です。
中小企業、とくに零細企業の「正社員募集広告」においては、自分のイメージする正社員と募集先企業の正社員がどの程度一致しているかどうか確認する必要がありますね。

                         itijinnokaze
                          heder7.jpeg

おすすめサイト
労働力調査インテリアコーディネーター求人の状況e-stat福祉住環境コーディネーター求人の状況高校中退その後不登校 原因と対応通信制高校 学費建築施工管理技士 受験資格と合格率高校不登校の現状インテリアコーディネーター求人の状況ファイナンシャルプランナー 求人の状況  


スポンサーサイト

テーマ : ひとりごと
ジャンル : アフィリエイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

itijinnokaze

Author:itijinnokaze
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。