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薬学教育6年制 導入趣旨は達成されるのか

「薬剤師国家試験 今年の合格率の意味」 の続きです。

再び疑問が渦巻きます。

では、6年制に移行した当初の目的は何だったのか?
「医療に貢献するため薬剤師の質をあげる」
でしたよね。多分?
6年制を卒業した人はその要件を満たしているはずですよね。
1.5倍も勉強してるんですから。

だから、本来ならば薬剤師国家試験合格率は100%に近づくはずです。
そう言うと、職能の問題と大学教育の問題を切り離して論じるべきだって、
お叱りを受けそうですね。
でも、国民、とりわけ学生の立場からすれば=ですよ。
医師になるために医学部にいき、薬剤師になるために薬学部にいくという状況に間違いありません
。質はあがったが、国家試験合格率は低下したなんていう状況は到底容認できるものではありません。

しかし、実体は既に質の低下が明らかな状況が生まれています。
平成14年までは29校しかなかった薬学部が、6年制に移行する18年までに22校
増えました。いまや74校ありますよ。
こうした薬学部の乱立と6年制という壁で定員割れ大学が続出です。
今年でいえば3割にあたる22校の大学が定員割れ状態です。
薬学部全体の総定員数に対しても3年連続で定員割れ状態です。

すでに昨年から定員削減も始まっています。今年も185名定員数が削減されました。
ピーク時が13500人、現時点で13200人ほどです。
定員割れを放置すると文科省の補助金がカットされて大学の死活問題になります。
入試倍率も1倍に達していないところも幾つもありますね。
学費を納めれば誰でも入れる学校が増えてしまいました。
当然のことながら、総体的な質は下がります。

だから、合格率が低下するのは当然の帰結という見方もでてきます。
加えて、新しい試験制度にするので、新旧の合格率を比較することもできません。
一方、大学の国家試験合格率は公表されるので、極端に低い数字だと大学志願者が激減します。
これもまた大学の死活問題となります。
だから、国家試験に合格しそうもない学生を留年させたり卒業試験を通さないことも十分考えられます。
つまり、学生は国家試験に挑戦すらできない状態です。

6年制にして質を高めるとした錦の御旗は、
6年制に移行して学生の質の低下を招き、
6年間の教育をもってしても、国家試験の合格率は60%に及ばず、質の改善は見られなかった。
4年制の薬学教育よりも質は低下した、
なんてことにならなきゃいいですね。
そんな状況になったら、移行を推進した勢力は、6年制に移行した理由を再び説明する責任があるでしょう。
被害者は学生と高額な学費を負担する親たちです。

長くなってしまいましたが、今までの要点を整理すると
①薬学部はより好みをしなければ誰でも入れる学部となった。
②6年間の高額な学費は覚悟せねばならない
③留年する確率が増えてきた
④卒業できない確立が増えてきた
⑤卒業しても国家試験に合格できない確立が増えてきた
⑥国家試験に合格しても就職できない確立が増えてきた


こんなことにならなければいいと老婆心ながら願っています。

itijinnokaze
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