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平成25年度の就職内定率 何が変わったか

2013年12月1日現在の大学卒業予定者就職内定率が公表されました。
就職内定率76.6%、これで10月の64.3%に続き、いずれも昨年同期を上回る就職内定率です。

就職内定率の読み方
就職内定率のコンマ以下の小さな数字の変化について、
0.2ポイント改善したとか0.1ポイント悪化したというような解説をしたり
分析したりするサイトをよく見かけますが、当ブログの過去記事においても指摘した
ように、このような小さな変化を掘り下げてみても意味がありません。
それは、就職内定率状況調査のサンプル数が少なすぎるし、国公立大と有名私大
の学生に調査対象が偏っているからです。
加えて、就職活動に前向きな学生を特定して追いかけているので、就活の実体よりは
良い調査結果になる可能性が高いといえます。
県の労働局によっては、県内の全大学の全学生を対象にして就職内定率を調査しており、
その数字は、文科省の内定率よりも大概悪い結果となっています。

ただし、文科省が実施する就職内定状況調査は平成8年から同じ方法で調査している
ので、その意味で信頼性は高く、就職内定率は、就職状況のその年の傾向を判断する
のに適しています。

就活を取り巻く環境の変化
その前提に立って、25年度の10月、12月の就職内定率を概観します。

昨年同期と比較して、10月は1ポイントの上昇、12月も1.6ポイント上昇し、
一昨年よりもいずれも4ポイントほど上昇しています。

これらは有意な変化であると捉えることができ、就職内定率は明らかに改善傾向に
あります。
メディアも就活に苦しむ大学生の姿を以前ほど追わなくなりました。
株価も阿倍政権になってから、それまでの2倍ほどの価格に上昇し、為替も円安に
大きく舵を切ることに成功しています。
株価上昇で直接恩恵を被る個人投資家が高額な商品やサービスを購入し始め、
日銀の短観も国内景気が回復しているとしています。

さまざまな景気指標が改善傾向を示し、就活を取り巻く背景は好転しつつあります。

就職氷河期と同水準
しかし、この就職内定率の数字は、就職氷河期当時と同じ水準にあるということを
忘れてはならないでしょう。
就職氷河期当時に非正規社員を選択せざるを得なかった人たちが大量に生まれました。
そして、そのまま非正規から抜け出せないひとたちも多く、今や労働者の38%程度、
2000万人を超えるひとが非正規社員として職に就いているとという現状があります。

今年の就職内定率が改善したといっても、就職氷河期の内定率と同じレベルにあるのです。

しかし、同じであっても、その受け止め方に違いがあるようです。

同じ就職内定率であっても、下降トレンドの中の数字と上昇トレンドにあるときの
数字では、ひとびとの心理的な受け止め方に差が出るのです。
下降局面にあるときの就職内定率の場合、重苦しい空気と悲壮感が増幅されるようになります。
上昇局面にあるときは、この反対の作用が働き気持ちが前向きになります。

就活中の環境も、一般有効求人倍率を含めた景気指標が底を打って上昇に向かうため、
世の中に明るい話題が増えてきます。

就職希望率は過去最高
そして、学生の間にも
内定率が上昇局面にある時は就職希望者の数が増えるという変化をもたらします。

下降局面にあるときは、景気の風向きの変化を待つ留年組が増加したり、大学院に
進学したりして、その年の就職戦線から離脱する学生が多くなります。

平成25年度10月、12月時点の就職希望率は調査開始以来、もっとも高い数字となっています。
  
  就職希望率 10月 77.9%  12月 76.4%

  就職希望率=就職希望者数/卒業予定者数
  就職内定率=内定者数/就職希望者数

就職活動を前向きにとらえる学生が増えていることを示しています。
アベノミクスによる経済の好循環が本物になって、就活環境も好循環に入るようにと
願うばかりです。

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