弁護士の年収 その3

弁護士の収入 その2の続きです。

2度目の結婚ということで、披露宴らしいことは行わず、身内だけで慎ましく結婚式を
あげたということを結婚後に知らされました。
日常生活に必要な商品をピックアップして、セットにして結婚祝いの贈り物にしたこと
を覚えています。

地方都市での検事の仕事も忙しいようで、光陰矢のごとし、またたく間に半年の歳月が
過ぎて行きました。
時折、電話口で聞く内容から、結婚生活も仕事も順調そうであることが伺えました。
知人が地方都市に転勤してから既に2年近くが経とうとしていますが、その間、一度も
再会することはありませんでした。
したがって、2度目の奥さんとも顔を合わせることはありませんでした。
大概は、思いだしたかのように掛かってくる知人の電話で、お互いの近況を知るという
ことが、いつしか定番のような状況になっていました。

そうしたある日に、掛かってきた電話の内容は意外なものでした。

検事を辞めて弁護士開業という道を選択をすることにしたという内容でした。
理由は、検事の収入が少ないので、弁護士に転身してほしいという奥さんからの強い
要望に応えるため、と少し照れ気味に話していました。
なんでも、検事の収入というのは交番勤務のお巡りさんより低いらしいです。
基本給は検事のほうが高いのですが、管理職なので夜勤手当や残業手当がつかず、
それらの手当を含めた収入は、警察官のほうが高いということでした。
彼が警察官のどのクラスの人と比較しているのかは知りませんが、法務キャリアで
ある検事の資格を捨てる覚悟であることを知りました。

知人は、旧司法試験制度の司法試験合格者です。
合格率3%ほどの超難関試験を合格して、司法修習を経て、検察官に任命されたわけ
ですから、もったいないといえばもったいない。
いまは、法曹養成制度改革の途上にあるので、移行期間終了後は旧司法試験が廃止され
、法科大学院を修了していない人は予備試験で新司法試験の受験資格を得なければなり
ませんね。
予備試験を受けて受験資格をとる人もたいへんですけど、大学の学士の資格をとってか
ら法科大学院へ進む人もたいへんです。2年〜3年の課程を修了して受験資格を得なけ
ればなりません。
裕福な子弟でないと受験資格を手にいれることは難しくなりそうです。
法科大学院の学費は年間100万円〜300万円ほどかかりますから。
新司法試験制度であれば、パンの耳をかじりながら司法試験に挑んでいた知人は挑戦
できませんでしたね。お金がなくて・・・

少し、はなしがそれましたが、給与が安いという理由で、奥さんの強い希望もあって、
知人は検事の資格、法務キャリアの資格、国家公務員の資格、みんな捨てました。

検事総長なら年収3000万円、検事長なら2000万円、昇進していくごとに高給
になっていくことは、間違いないのですが、知人は待てなかったようです。
否、奥さんが・・・
検事になりたての頃の給与が高く設定されていないのは当然ですよね。
最初から高かったら、国民が納得しません。税金の使い道ですから。
奥さんには、検事の妻としての豊かな生活イメージがあったのでしょうね。
こんな筈じゃなかった・・・多分、奥さんはそうした思いが膨らんでいったんだと
思います。
テレビドラマに出てくる検事もカッコよくイキテイル役柄が多い。
社会的地位も高く、権力もあり、お付き合いする人たちも、そうした社会的地位の
高い人たちばかり。派手ではなくとも生活は豊かな上流社会。
そして、自分はその奥様。
そうした検事の妻にあこがれていたんでしょうね、きっと・・・・
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弁護士の年収 その2

弁護士の年収の続きです。

検事になってから知りあった女性とまたたく間にゴールインした知人の口癖は、
「結婚は、博打のようなものですよ。
考えすぎたら結婚できません。
結婚して、その人とやっていけないと思ったら、別れりゃいいんですよ。
深く考えないことにしています。」
博打のようなものという結婚観が、法律家である真面目な知人の口から出たことの意外性に
少々驚いたことを今でも覚えてています。
奥さんになる人と一度だけ会ったことがありますが、口数の少ない物静かな
やさしい感じのする女性でしたね。
知人には、向いている女性なのかも知れないなと思いながら、
結婚は博打のようなもの、という知人のことばをを思い出しました。

いずれにしても彼の前途は洋々たるものでした。

その筈でした・・・

時折、電話口で検事の仕事ぶりを聞き、なまなましい事件のはなしが話題に
あがったりして、興味深く聞き入ったものです。
もちろん、事件を特定できるような情報は出ませんでしたけどね。

結婚して、1年半ほど経ったころに知人からいつもと違う電話がありました。
地方都市に転勤することが決まったという知らせでした。
仕事は相変わらず忙しいようで、転勤前の再会は実現できませんでした。
転勤してからは、電話で話す機会もめっきり減り、10ケ月ほどが経ちました。

久しぶりに知人からの電話です。
電話は、離婚するという内容。
理由を言いませんでしたし、聞きませんでした。
が、奥さんからの要望らしいことは分かりました。
再び、結婚は博打のようなもの、という彼の人生観が頭をよぎりました。
なんでも、慰謝料とかの話もなく、財産分与といえるほどの財産もないので、
即、離婚するということでした。
そして、本当に即、離婚してしまいました。
知りあってから間もないうちに結婚し、結婚生活も短いものでした。

傷心の知人を思い浮かべながら、様子伺いの電話をかけてみました。
離婚して3ケ月、傷ついているのではないかと案じながら。
電話からはそうした様子は伺えませんでした。
むしろ、力強い口調で、くよくよしていても仕方ないので、
これからお見合いでもしてみることにした、ということでした。
エっ、お見合い!と思わず声が出てしまいましたが、立ち直りが早いことに
感心するとともに安心しました。

2ケ月後、電話にでた管理人の耳元に、知人の弾む声が聞こえました。
なんでも、結婚が決まったとか。
お見合い2回目に会った人と意気投合し、即日結婚を決めたとか。
相手は初婚。
けっこう若い。

結婚は博打のようなもの、というだけあって、さすがに決断が速い。
検事という職業も、女性からもてること、このうえないですね。
バツイチでも、次から次と、お見合いのはなしがくるそうです。
うらやましい限りです。

こうして知人は、2度目の結婚をすることになりました・・・
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弁護士の年収

弁護士資格というサムライ資格は人気がありますね。
映画やテレビドラマのテーマになりやすいし、カッコいい。
頭がよくて、雄弁で、高収入で女性からの憧れのまとですよ。
この就職難の時代にうらやましい限りです。

で、ホントに弁護士はみんなそんなに高収入なの?っていう話です。

答えは、ピンからキリです。
資格はどんな資格もみなそうですが、
高い収入を得ようとすれば、弁護士開業かパートナーとして共同経営に挑戦することが
求められます。
つまり、ビジネスへの挑戦です。
知識ばかりあっても、営業センスがなければ集客が劣ることになります。
経営センスがなければ、ある程度まではいけても、より高いハードルは越えられません。

きょうのはなしは、ピンからキリのキリの話です。
管理人の知人のはなし。

国立大学法学部を首席で卒業して民間企業に入りましたが、
1年半勤めた後、サラリーマンは馴染まないということで退社しました。
それから、2年、鬼気迫る勢いで司法試験に挑戦し見事に口述試験に合格したんです。
あんなに集中に集中を重ねる勉強法をみたのは、後にも先にもそのときだけで他にはありません。
ほかの受験生は、どこか自分に甘いところがあるんですよね。
知人は、浪人中に貯金が底をつきそうになり、顔なじみのパン屋が破棄していたパンの耳
の山盛りを30円で買って凌いでいましたね。
資格取得試験に挑む姿勢には、頭がさがる思いでした。
そうして、ブランクがあったにもかかわらず2年の浪人生活ののち、見事に合格しちゃいました。

さすが、という感想を持ったのを覚えています。

1年間の司法修習生を経て、彼は検事の道に進みました。
繁華街にある警察署勤務が検事となった最初の仕事です。
管理職として個室が割り当てられ、そこにある重厚感のある威圧的なダークブラウンの
デスクが彼の作業場。
いきなり管理職。
いやぁぁ〜女性にもてること、もてること。
それまでは女性には無縁と思われたのが嘘のようでした。
女性にはいろいろなタイプがいることはもちろん承知していますが、相手の職業だけで
男性の価値を決める女性の層が、女性のなかに確実に存在するという事実を知りました。
そして
さほど期間をおかずに、そのなかの一人と結婚することになります。
検事になって初めて迎える冬のことでした・・・

                             続きは次回
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資格ビジネス 人気資格に群がる大学

大学全入時代、大学が消える・・の続きです。

学生が益々集まる大学と学生離れが進む大学とで大学の二極分化が進んでいます。
いずれの大学も学生の確保に一生懸命です。
前者はより質の高い学生を集めるために。
後者は量を確保するために。
国立大だって、理工学部には学生が集まらない時代です。
郊外に出て行った大学は後悔しきりです。
学生集めのために、女子大が男女共学にしてみたり、学校名や学部名をやたら変更
したり、人気の資格取得コースを新設したりと、いろいろと模索していますね。

看護師資格が人気があるときは、看護学部を設置し、介護がいけると思えば介護学科
を新設します。
確かに人気の資格コースには学生が当初は集まりますね。
それを横目でみていた大学が、またたく間に続々と参入してきます。
供給過多になれば、定員割れが生じるのは必然です。

とりわけ介護分野コースの定員割れが目立ちます。
なにせ、介護コースを設置している学校はいまや420校程あるんですよ。
供給過剰に加えて、介護の仕事の労働環境の悪さと給与の低さが様ざまなメディアで
取り上げられています。介護報酬の不正請求なんかも発覚したり、華々しく介護業界
にデビューしたコムスンの撤退なども報じられたりで、介護分野に進もうとする人た
ちへのイメージダウンは避けられませんでしたね。
だから、酒井法子が介護福祉士への転身を表明したときは、介護学校のオファーが殺
到したようです。
広告効果絶大ですからね。
さっそく、大学のPR映像に使われているとか・・・

量の確保に必死になっている大学は、広告宣伝が命綱ですし、巷で流行りそうな資格
や人気の資格についても日頃からウォッチしていますね。
学生たちから人気がありそうな資格を見つけると、すかさず飛びつく大学や専門学校
も結構多いようです。

資格実施団体の加盟校や指定校になって、資格が取得できるコースの新設です。
その資格を取得することが、本当に学生のためになるのか真剣に検討されているので
しょうか。
そうした検証もされずに学生集めに走る大学もありそうですね。なりふりかまわずです。

評判が悪く、典型的な資格ビジネスとみられる民間の資格実施主体に、加盟校とか
指定校として大学の名前が載っていると、正直ガッカリしますね。
資格ビジネスの持ちつ持たれつの関係ということなのでしょうか・・・
学生からみたら、この資格は大学や専門学校が指定校になっているので、きっと信頼
できる資格だろう、って思っちゃいますよね。
なんでも、日本には細かい資格も含めると5000種類の資格で溢れているそうです。
玉石混合の資格たちです。紹介記事はこちら
                               では、次回
                              itijinnokaze
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大学全入時代 大学が消える・・

電車に乗ると、目に映るのは大学の広告と旅の広告、
それから行政書士法人や弁護士法人の広告ばかりが目につきますね。
ついこのあいだまで、盛んに広告していた消費者金融は、潮が引く
ように消えてなくなりました。武富士さんもアコムさんもたいへんみたいです

学士の資格は軽くなる、の続きです。
 
少子化の影響を受けて大学経営は深刻ですね。
定員割れのニュースがときおり報じられます。今年の私立短大は7割近く
私立大学の半分近くが定員割れの状況です。

定員割れになれば、当然のことながら大学経営がダメージを受けますが、
もっと恐ろしいのは文科省の補助金のカットです。
学部・学科の定員充足率が50%以下なら補助金の対象外、51%〜59%
なら減額、年を追うごとに減額率が増えるようです。
補助金の額は2000億円を超える金額ですから、補助金のカットは死活問題です。

定員割れによる学費収入の減少と補助金カットが負のスパイラルのように大学を
襲います。
倒産してもおかしくない大学もけっこうあるようですし、身売り話や吸収合併も
水面下では動きがあるようです。
1990年代600を超えていた短大数は、一昨年には437校に激減ですし、
今年、来年度以降の学生募集をやめて廃校を決めた私立大学が5校あります。
でも、廃校を決めて学生募集をやめる大学は、まだ余力のあるところです。
もう大学倒産も身近な問題になりつつありますね。

大学で働く人たちの中には、将来に不安を感じながら働いている人たちも多いん
じゃないでしょうか。
もちろん、学生も困ります。卒業生も困ります。
卒業後も、成績証明書や卒業証明書の提出を求められるケースもたまにありますよ。
そのときに、母校の大学が消えているとしたら、きっと不利益を被ることになりますね。
証明書を提出できない理由に、「大学が潰れたから」なんて書いたら、
”そんな大学の出身者か”なんて馬鹿にされそうですね。
証明書の提出を求められるケースは少ないですが、履歴書を提出するケースは
多いです。
大学が潰れて月日が経つと、もう世間の記憶の彼方です。そんな大学が存在した
ことさえ疑われることになるでしょう。

できれば、潰れそうな大学には入りたくないと考えるのが普通です。
いまや、益々、学士の資格が軽くなる大学全入時代の入り口ですから。
高い入学金と授業料を納める前に、そうした情報を受験生と父兄に提供する必要性
があるのは当然のことです。
なんてったって、大学は公共の機関だし、文科省の補助金は税金です。

で、ここで不思議な事実に気が付きます。

定員割れの大学が4割を超えた、短大が69%に達したなんてマクロの数字は
公表されますが、定員割れした大学名が公表されない。
一番知りたい大学名がみつからないんです。
どこ探しても、オープンになっている情報はありません。過去にスッパ抜かれた
記事や特集はありますが、基本的にありません。廃校になった大学や募集停止を
決めた大学の情報は公表されますが、いずれも事後報告です。

公表すると倒産する大学が確実に増えるから公表しないのだと思いますが、
受験生である学生の利益を優先するべきだと思います。
補助金という人参を持っている文科省の力は絶大です。文科省は、この点については、
大学が公共の機関であるということを忘れているようです・・・

来年の日本に、明るい兆しがみえることを祈りつつ
                                 では、来年
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